【実践応用編】統計検定1級のための参考図書

統計検定1級対策・数理統計

現代数理統計学の基礎 (共立講座 数学の魅力) 

メリット

  • 統計数理の重要範囲が網羅されている、定番中の定番(みんなやってる)
  • 統計検定1級(R)の範囲が網羅されている
  • 巻末に行列など、必要な数学公式がまとめられている
  • 証明が一通り紹介されている
  • 演習問題が豊富で略解も載っている

これをマスター出来れば、統計検定1級も数理統計も自信を持てます。

デメリット

  • 難しい
  • 演習問題が難しい
  • 数学の前提知識は必要(数Ⅲレベルの解説はなし)

この書籍が、スラスラ読める人は、これだけで十分。他に何か買ったりする必要は全くなし。

ただ、大部分の方はこの書籍をいきなりスラスラ読めるというのは難しいと思われ、1週で理解するのではなく、徐々に理解していくというのが統計初学者にとっての現実的な取り組みになると思います。

一方で、この本を完璧にすれば限りなく統計検定1級(R)合格は近くなりますので、1冊持っていて、この本でわからないことはないという理解度を目標に学習すればよいと思います。

さらに、言ってしまえば皆やっているので、やらないと差をつけられます。受験の鉄則として、皆が出来るところは確実にできるようになりましょう。





 自然科学の統計学 (基礎統計学)


メリット

  • 隠れた名著
  • 現代統計数理学の基礎より簡単
  • 通読できれば統計の基本的な話は理解できている状態になる

統計検定1級に合格した人にインタビューして、意外と持っている人が多かったのがこの本です。

Amazonのレビューを見てもわかるのですが、一般的な評価もかなり高いです。

個人的にもかなりおすすめできます。理由としては、まずは歴史が比較的長い(1992年)。古典がずっと残る理由と同じで、先人からずっと評価されてきているため、今になっても残っていると考えることができます。

さらに、発刊されて間もない本というのは誤植があります。それは仕方のないことで、先に示した現代数理統計学でも同じです。

年月を経ながら修正されていきます。

その点、歴史が長いため、そのような誤植も修正されてきているはずです。

デメリット

  • 演習量が少ない

演習は過去問と、現代数理統計学の基礎で補いましょう。しゃあない。








入門・統計学

マンガでわかる統計学

マンガだからといってバカにできない。とてもわかりやすい。

マンガシリーズはキャラの関係が継続しており、意外な伏線に気付いた時には、自分が没頭していることに気づくだろう。筆者は、統計と関係ないストーリーをはやく読み進めたいがために実際の計算を飛ばしたりしていたが、やった方が良いだろう笑。

ストーリー上に登場するように統計に詳しい優しい先輩が現実世界にいると、とてもありがたいと思った。

ベイズ統計シリーズや因子分析シリーズもあるので、興味がある方は読了後の感想を是非聞かせてほしい。



編集後記:友達は大事。

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