統計検定1級(R)について徹底解説!難易度、合格率、勉強時間、日程 範囲について紹介
統計検定1級(R)とは
統計検定1級は「数理統計」と「統計応用」の2つの分野で構成されます。「数理統計」「統計応用」いずれも論述式になり、統計検定準1級までとは大きく異なる点です。
数理統計分野
数理統計分野では、大問5問が出題され、そのうち3問を選択して解答します。
数理統計は一般的に午前に実施され、試験時間は90分になります。
統計応用分野
統計応用分野では、「人文科学」「社会科学」「理工学」「医薬生物学」の4つの分野から1つ選択し解きます。
それぞれの分野において大問5問が出題され、そのうち3問を選択して解答します。
受験時に3問を選択するので、その時までに選択しておけば問題ありません。
合否判定・料金
統計検定1級に合格するためには、数理統計分野と統計応用分野の両方で合格する必要があります。
ただ、片方だけしか合格していない場合には猶予期間があります。
例えば、数理統計だけ合格して、統計応用分野に落ちてしまった場合には、10年間の猶予期間が与えられます。
「2025年」に統計応用分野に合格できればオッケー
ですので、1回で両方合格する必要は必ずしもありません。受験する際にも片方だけ選択することも可能です。
ただ、統計検定1級の試験料は10,000円になるのですが、別々で受けると6,000円ずつかかりますので、若干高くつきます。
統計検定1級(R)の合格率
統計検定1級の受験者数は年々増加傾向にあり、統計学への関心の高まりが伺えます。統計数理分野と統計応用分野に分けて示します。
統計数理分野の受験者・合格者・合格率の推移
統計数理の合格率はだいたい20%台で推移していることがわかります。
ただ、申込者を母数とすると合格率はもう少し下がってしまいますね。
2015年を除いて、合格率が大体同じ程度で推移していますが、これだけでは絶対評価なのか、相対評価なのかを伺いしることは出来ません。
続いて、統計応用分野についてみてみましょう。
統計応用分野の受験者・合格者・合格率の推移
数理統計分野と同じく、合格率は20%程度で推移しています。
なかなかにハードですね。
そして、受験者数がついに4桁に達していますね。
統計検定1級(R)の難易度
合格率20%。
そして、受験者は数学にはある程度慣れた方でしょう。
さらに、問題を眺めてみると、最低限数Ⅲレベルの微分積分が必要です。
逆に、数Ⅲレベルの微積が出来ていれば、テイラー展開や少し特殊な積分を学習するだけなので、敷居は低いでしょう。
統計独特の考え方に慣れる必要はあるかと思いますが、そこは問題演習でカバーしましょう。
統計検定1級(R)の勉強時間
一概には言えませんが、合格された方は短くとも半年以上前から準備されてそうな気がします。
備えあれば、ですね。
統計検定1級(R)の日程
2021年11月21日(日)です!!
統計検定1級(R)の範囲
こちらのリンクで網羅されていますね。
手前味噌ですが、はじめての統計学チャンネルでは、数理統計・統計学の役に立つ動画を発信しています。
是非参考にしてみてください!!
それでは!
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